コマツオープン2012

大会記

スタッフのつぶやき

優勝した尾崎直道プロ
最後まで接戦を繰りひろげた植田浩史プロ
健闘をたたえあう尾崎プロと植田プロ
イベント参加のジュニア達

 雷雲の影響で3時間遅れのスタートとなったコマツオープン2012。初日はあいにくのコンディションだったのですが、3日間トータルでたいへん多くのギャラリーにご来場いただきました。

 

 初日から混戦となった本大会でしたが、通算13アンダーの203で並んだ植田浩史プロとのプレーオフを制した尾崎直道プロが、シニアツアー2勝目を挙げました。

 

 初日は4アンダーの7位タイで並んだ両者でしたが、2日目には植田浩史プロが8アンダーで倉本昌弘プロと1位タイとし、尾崎直道プロは7アンダーで3位タイでした。

 

 最終日となる3日目、前半で単独首位に立った尾崎直道プロでしたが、植田浩史プロが猛追を見せ17番ホールで尾崎直道プロを抜き1打差の首位となりました。

   

 迎えた最終18番ロングホール、尾崎直道プロの放った3打目のショートアイアンがオーバーかと思われましたが、なんとバックスピンでピン側30センチまで寄せるスーパーショット。それを難なく決めバーディーとしプレーオフに持ち込み、ギャラリーからは歓声が巻き起こりました。

   

 18番ホールで行われたプレーオフ。1ホール目は両者ともにパーセーブ。2ホール目では尾崎直道プロがプレーオフに持ち込んだバックスピンのスーパーショットを再度放ち、30センチのバーディーパットを先に沈めました。植田浩史プロは下り3メートルの難しいパットが残り、尾崎直道プロの優勝かと思われましたが、植田浩史プロが意地のバーディー返しとし、勝負は次ホールに持ち越されました。

   

 迎えたプレーオフ3ホール目、カップをきりなおしバンカー越えグリーン手前の難しいピンポジション。尾崎直道プロはバンカーを避けたものの、果敢に2オンにチャレンジし見事に成功。対し、植田浩史プロはそれまで正確にフェアウェイをキープしていたセカンドアイアンがラフに入り3打目はバンカー越えの難しいアプローチ。これを見事にピン奥1.7メートルのところにつけました。さて、これを決めれば優勝の尾崎直道プロのイーグルパッドだったのですが、なんとなんとの1.5メートル手前でショート。その後植田浩史プロのバーディートライはおしくも外しパーとなり、尾崎直道プロが1.5メートルのバーディーパットを慎重に沈め決着となりました。

   

 コマツオープンの大会史に残る劇的な素晴らしい戦いでした。

   

 毎年行われるジュニアイベントは、今年もPGAのジュニア育成プロジェクトと小松市ゴルフ協会がタイアップし、試合後の出場プロが入れ替わり直接指導を行いました。石川県ゴルフ協会ジュニアアカデミーも特別参加し、ツアー参加しているトッププロからの指導に目を輝かせていました。

   

 例年以上に多くのジュニアやファミリーの方にお越しいただき大変盛り上がりました。育成については今後も取り組んでいきたいと思います。

   

 また、コース外に併設されたギャラリープラザでは多くのご要望にお応えして、金沢カレーが初登場しました。

       

大会フォトギャラリー

ギャラリーの声援に応える尾崎プロ!
ギャラリーに応援されて
たくさんの子供たちに囲まれる尾崎プロ
大会を支えたボランティアの皆さん。
粟津女性の会のみなさん
優勝した尾崎プロとベストアマに輝いた市森アマ