コマツオープン2014

大会記

スタッフのつぶやき

完全優勝を挙げた尾崎健夫プロ
最終日に猛チャージをかけた弟の尾崎直道プロ
大会を支えたボランティアの皆さん
キッズと入場する青木功プロ

 尾崎健夫プロ(60)が通算14アンダー202ストロークで、2009年ファンケルクラシック以来となる、 コマツオープン初優勝(シニアツアー5勝目)を完全優勝で挙げました。 1打差の2位は尾崎直道プロ(58)で兄弟1,2フィニッシュとなり、 3打差の3位には日本プロゴルフ協会会長の倉本昌弘プロ(59)が入りました。 ひざの故障から5カ月ぶりに試合復帰した青木功プロ(72)は通算5オーバーの56位でした。

 

 最終18番を見下ろすスコア提出所で、先に上がった尾崎直道プロ、青木功プロはもちろん、 ジャンボ軍団やプロ仲間が見守る中で、尾崎健夫プロのバンカーからの第3打がピン右横1・5メートルにつくと、 大歓声が沸き起こりました。ウイニングパットとなるバーディーパットですが、 直道プロや仲間のプロは「絶対刻むよ」「そろっと打って2度打ちが心配だよ」「絶対泣くからタオル、タオル」 と勝手なことを言いながらも笑顔で見守っていたそうです。バーディーパットが15センチショートすると大爆笑が起き、 ウイニングパットを決めてからスコア提出所に来た尾崎健夫プロは「今日はあんなの(50センチ)を2発外したから怖かったんだよ」 などと言い訳していたそうです。でも、スコアカードを見つめこみ上げてくるものを必死にこらえているようでした。

 

 今年は過去8年間で最も天候に恵まれ、 9月中旬としては暑すぎずとてもプレーしやすい気候であったと思います。 観戦しやすい気温でもあったのでギャラリー数も大変多く、過去最多の5000人を超えるお客様をお迎えすることが出来ました。 例年この大会時期は天候に不安があり、スタッフはいつも雨と雷の心配をしています。 ある年は、朝クラブハウスに来てみたら、夜間の落雷によって停電となっており、真っ暗な厨房を懐中電灯で照らしながら、 選手の朝食準備を行った事もありました。今となれば「ああ、そんな事あったあった」と何か懐かしささえ覚える思い出話です。

 

 今年から青山薫プロの解説でテレビ生中継(BS朝日)も行われました。年々注目度が上がっているコマツオープンです。 来年度も新たなドラマが生まれることを今から楽しみです。

       

大会フォトギャラリー

戦況を見つめるギャラリー!
3打差の3位のPGA会長倉本昌弘プロ
ギャラリーのサインに応える尾崎健夫プロ。
井戸木鴻樹プロ
チャリティーも行われました
ジュニア教室の様子
子供達と記念撮影
粟津女性の会のからのティサービス