コマツオープン2018

大会記

スタッフのつぶやき

優勝した朴 富遠プロ
2位の川岸 良兼プロ

 大会初日は雷雨接近により3時間10分の中断、第2日は午後の悪天候が想定されたためスタート時間を1時間早め、最終日は逆にTV生中継の終了時間を睨みながら、ギリギリまでスタートを遅らせるなど、目まぐるしく変化する天候の中で、運営スタッフが工夫をして実施したコマツオープン2018は、パク・ブーウォンプロが通算15アンダー201で前日からの首位を守って逃げ切り、日本シニアツァー初優勝をコマツオープンにて飾りました。

 初日、雷雨が去った後の日差しで「今季一番の蒸し暑さ」と各選手が口々に言っている中で、「暑いのは好きです。今日はタイと同じような天候で良かった。」と微笑んで上がってきたのは、コース記録となる11アンダー61をマークしたタワン・ウィラチャンプロ。実に18ホールの3分の2に当たる12個のバーディーを奪取。凄すぎます。

 しかし、2日目を終え首位に立ったのはこの日5つ伸ばして11アンダーとしたパク・ブーウォンプロ、前日首位のT・ウィラチャンプロは1つ落として10アンダーの2位、地元小松市出身の川岸良兼プロもこの日6アンダーのトータル10アンダーで2位タイとします。

 トップと2打差の4位には平石武則プロ、更に3打差の5位タイに室田淳プロ、渡辺司プロ、2018年チャンピオンのP・マークセンプロの3名が続きます。

 そして最終日、首位でスタートしたパクプロは、一旦は突き放した川岸プロに、後半4つ目となる16番のバーディーで、スタート前の1打差に詰め寄られます。更に、17番では自身の第2打がグリーンをオーバーして、ボールはラフのくぼみにはまり、第3打を寄せきれずこのホールをボギーとします。しかし同じ17番で川岸プロは、第2打が右ラフからグリーン右バンカーを越えた縁(ラフ)に止まり、「砂が有ったんでキレイに打とうとしたら・・・」と打った瞬間、ふわっと浮いたボールにシャフトが追いついてしまい、痛恨の二度打ち1打罰を課されます。最終ホールパー5で川岸プロはバーディーとしますが、パクプロもフェアウエーからピン手間に2オン、2パットの見事バーディーで逃げ切りました。

 「日本で一番期待を裏切る男です」ホールアウトした川岸良兼プロの第一声が、とても印象的な大会となりました。

大会フォトギャラリー

大橋社長とパクプロ
雷雨のためクラブハウス内に避難するギャラリー
熱心にジュニアレッスンをするF・ミノザプロ
キャッチコピーとロゴマークの気合ネイル
ピンフラッグ
毎年恒例となったジュニアレッスン会
粟津女性の会によるドリンクサービス
ボランティアの皆さん、いつもありがとうございます
地元小松市出身の川岸良兼プロ
3位タイの呂文徳プロ
3位タイのT・ウラチャンプロ