コマツオープン2019

大会記

スタッフのつぶやき

優勝したT・ウィラチャンプロ
2位のP・マークセンプロ

 大会初日に50歳の誕生日を迎えた丸山茂樹プロが、シニアツァー初参戦となった「コマツオープン2019」。
 最終日はギャラリー観戦エリアが拡大された「ワンオンチャレンジ」が大変な賑わいで、また、石川県を代表する男女の高校生3名が、ジュニゴルファー育成を目的としてエキシビジョン参加するなど、本大会は初日から最終日まで話題豊富で大きな盛り上がりを見せました。天候にも恵まれ、例年以上に多くのギャラリーに見守られる中、タワン・ウィラチャンプロが、同郷のプラヤド・マークセンプロとのプレーオフを制し、通算14アンダーでシニアツァー通算2勝目を、コマツオープン初優勝にて飾りました。

 最終日、順調にスコアを伸ばしたのはプラヤド・マークセンプロ、16番で17アンダーとし「コマツオープン史上初となる複数回優勝は確実か」と思われていましたが、17番パー4でOB2発をたたく大波乱が起きます。4組前で回っていたウィラチャンプロは、この日8バーディー1ボギー「65」通算14アンダーでフィニッシュしていましたが、この大波乱を知らずにロッカールームで後片付けをしていたそうです。
さて、13アンダーに後退したマークセンプロですが、最終18番ホールで執念のバーディーを決めて何とかプレーオフに持ち込みます。18番ロングホールでのプレーオフ。第2打がグリーン左のラフだったマークセンプロは、アプローチでピンハイ1.5メートルにつけます。対して、ウィラチャンプロはグリーン手前の深いラフから寄せきれずピン手前3メートル。しかし、マークセンプロが「いつも一緒にラウンドしていてこれは入れてくる」と思っていた通りウィラチャンプロは見事バーディーを決めます。続いてマークセンプロのバーディーパット・・・ 打った瞬間、違和感を覚えたのか体を起こして見送ったボールは、無情にもカップの右を通り抜けました。
「もう一度プレーオフに行くつもりだった」ウィラチャンプロは「ビックリした!!!」と振り返っていました。

 優勝会見は何とマークセンプロが同席。通訳の方が居なかった訳では無いのですが、38年来の友人と言うお二人が、会話を交わしながらマークセンプロが通訳するという不思議な光景です。いろいろな質問の出る中「どちらが強い?」の問いには、優勝したウィラチャンプロが「あっち」とマークセンプロを示して爆笑を誘うなど、終始ニコニコしながらの微笑ましい会見でした。

 本大会には様々な特別賞が有りますが、13番ホールパー4「ワンオンチャレンジ賞」(ワンオン・ワンパットのイーグル)は、パク・ブーウォン、廣田恭司、米山剛、3名のプロが達成。
また、高橋勝成プロ(69)が自身初めての2日連続エージシュートを達成して、見事賞金50万円を獲得されました。お見事です!

大会フォトギャラリー

初優勝でにこやかな笑顔のT・ウィラチャンプロ
3位のG・マイヤープロ
大会初日に50歳を迎えた丸山プロをお祝い
プレーオフに向かうウィラチャンプロ&マークセンプロ
シニアツアー初参戦の丸山プロのティーショット
ご子息のキャディで見事2日連続のエイジシュートを達成した高橋プロ
粟津女性の会のみなさまと丸山プロ